『小学校算数 円すいの実験と美しい森の工作』
算数・数学塾の1、2年クラスと、3、4年クラスでは、円すいの実験をして、幻想的な円すいの森を作りました。
小学校では円すいは学びませんが、小学生のうちに、楽しい体験と共に中学以降の学びの土台を作っておけるといいですよね。
円すいは、展開図から作る立体が想像しにくい図形のようです。
展開図から円すいが出来ることが分かっても、側面の円の中心角と出来上がる円すいの頂角の関係はピンと来なかったりするのです。
それなら実験しなくては!
「森を作るよ!」と説明していた子どもたちに、実験もすることを告げると大喜び。
三角すいと、側面の展開図をみんなで見比べながら、
「三角すいのてっぺんになるのはどこだと思う?」
と聞いてみます。
「うーん、丸めたらここが尖るからここかな?」
と円の中心を指す子どもたち。
「どうかな?」
軽く円すいを形作ってみて確かめます。
「当たりだね!」
では実験開始です。
中心角が違う側面の展開図を見せます。
まずは中心角が180度のものを組み立てます。
「もっとここの(中心角の)角度が小さいもので作ったらどうだろう?」
と中心角が90度のものを見せながら聞くと、
「背が低くなる?」
などいろんな予想が出てきました。
「実験だ〜」
と子どもたち。
早速組み立ててみますが、今回は、側面の中心角と、出来上がる三角すいの頂角との関係を強調して確認したいので底面は省略します。
「わぁ、尖ったねぇ。」
とみんなで出来上がった三角すいを観察します。
「じゃあもっと角度が小さいもので作ってみよう!」
と中心角が45度の展開図をみせます。
「もっと、とんがるのかなぁ?」
と興味津々の子どもたち。
作ってみると…
「うわぁ、ほそい! これじゃ森に立たせにくいよ!」
と苦情が(笑)。
実験結果を確認した後は、それぞれ好きな頂角の円すいを作っていきます。
たくさんの木々が完成しました。
最後に、中心にキャンドルを置いて灯りを消すと…
美しい森の影が浮かび上がりました。
算数・数学塾
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