『小学生プログラミング デジタルリテラシーについて東京大学の先生と話してみました』
小学校ではプログラミングが来年度から必修化されるので、色々と気になっている方も多いことでしょう。
「そもそも、デジタル世界、コンピューター世界の全体像ってどうなってるんだろう?」
とか、
「表面だけのプログラミングを体験してためになるのか?」
とか、疑問は山ほどですよね。
私は大学卒業後、大手メーカーのシステムエンジニアとして流通業のお客様向けのシステムを開発していました。
その時受けた教育や、業務経験を考えてみても、なんだか小学校で始まるプログラミング教育は表面をなぞるものばかりで、これでデジタルリテラシーが育つとも思えないのです。
ユーザーとしての自覚は芽生えるかもしれないけれど。
そんな疑問について、東京大学の美馬秀樹先生(MIMAサーチの開発者)にもお伺いしてみました。
東京大学大学院工学研究科に勤務していた時に、チームで先端技術特別講義という工学部の授業をデザイン、運営していたのですが、美馬先生はそのチームのリーダでした。
先生も、学校で学ぶものはあまりにブラックボックスだらけではないのかと言われていました。
結局のところ、コンピューターが何をしているのかはよくわからないまま。
「もしかしたら、高学年ならアセンブリ言語(コンピューターに生の動作を指示できる)を体験してみるのもよいのかも!」
という話にもなりました。
デジタルデータの扱いについても分かりますし。
アセンブリ言語から今をときめくAIまで、どのようにつながっていくのか、その体系などもわかれば良い気がするのですけどね。
そうすれば、
「あ、だから子どもたちは学校でこれを学ぶのね!」
と、親も納得できるってもんです。
9日にはAIの研究者とお会いする予定なので、AIエンジニアについても聞いてきます。
仮に学習指導要領が言うところの「プログラミング的思考」ができるようになっても、実現方法の基礎(コンピューターってそもそも何)がわからないのでは独習も、先に進むこともできないですよね。
そんなこともまとめて記事にできたらと思っています。
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